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COLUMN

髪と静電気

いつもBonheurをご愛顧いただきありがとうございます。


銀座店スタイリストの只腰です♪


すっかり気温も寒くなり、防寒具が手放せなくなる時期が近付いてきましたね。


そんな季節、皆さんの1番のお悩みは……


 


静電気


 


ではないでしょうか?


広がりやパサつきに始まり、かおや服に貼り付くのはなかなか鬱陶しいと思います。


そこで今回は


 


髪と静電気


 


についてお話していきますね!


 


ぜひ、これからのヘアケアに役立てていただけましたら幸いです。

静電気トラブル

冬場に、次のような髪トラブルに悩まされた経験はありませんか?


 


パサついて広がる


ボリュームが出ず、ぺたんこになる


アホ毛が目立つ


顔など肌にくっつく


かたまりのように絡まる


 


これらは全て、静電気によって引き起こされる髪の毛トラブルです。


特にミディアムやロングスタイルは長さがある分、静電気に悩まされることも多いでしょう。


そもそも、なぜ髪はこれほどまで静電気の影響を受けるのでしょうか。

静電気とは

「寒くなると髪がまとまらなくてイライラする!」


誰でもそんな経験があると思います。


では、どうして寒い時期に静電気は発生するのでしょうか?


ここでは、髪に静電気が溜まりやすくなる原因を解説します。


 


静電気の原因①:空気が乾燥している


 


髪が静電気を帯びる原因は、環境が大きく影響しています。


静電気は湿度40%を下回る乾燥した状態だと発生しやすくなります。


そもそも、人を含めてあらゆるものは電気を帯びており、静電気を水分から放出して電気のバランスを保っています。


しかし乾燥していると放電されにくいため、物質の電気のバランスが大きく偏りやすい状態になってしまうのです。


そのため異なる性質のものが近づくと、溜まった電気が一気に放電されて静電気が発生します。


特に冬場は暖房によって湿度が下がるので、空気がとても乾燥しやすい状態。


よって、髪の静電気トラブルが起きやすくなるというわけです。


 


静電気の原因②:髪の毛が乾燥している


 


環境だけでなく、髪の毛自体が乾燥し傷んでいる場合も静電気を帯びやすくなります。


乾燥した髪にはプラスの電気が溜まっており、静電気が起きやすい状態です。


加えて、静電気の原因である摩擦も生まれやすくなります。


髪の乾燥は、キューティクルにダメージが蓄積することが原因です。


キューティクルが壊れたり、はがれたりすると髪の水分が抜けていき、パサついてしまいます。


カラーやパーマを繰り返している方、アイロンで毎日スタイリングしている方は、髪が傷みやすいので丁寧なヘアケアを心がけましょう。


理想はハイトーンでもうるうるツヤツヤな髪、です!


 


静電気の原因③:ブラッシングしすぎている


 


髪の毛自体が傷んでなくても、静電気は起きやすくなります。


例えば、ブラッシングのしすぎも静電気の原因です。


もともと髪は、表面を油分の膜で覆って外部のダメージを防いでいます。


しかし1日に何度もブラッシングすると、油分の膜がはがれ髪が乾燥しやすい状態になってしまいます。


さらにブラッシングによる摩擦が加わって、静電気が発生してしまうのです。


ブラッシングは髪の絡まりを取ったり、皮脂をなじませたりするなどメリットもあります。


ただし、やり過ぎは静電気を起こすだけでなく、枝毛や切れ毛につながる可能性もあるので、1日3回程度にとどめましょう。


 


静電気の原因円④:着ている衣類の素材


 


静電気の原因は髪の毛だけではありません。


身につけている衣類によっては、静電気を集めてしまうケースもあります。


ポリエステルやナイロンなど、化学繊維を含む衣類はマイナスの電気を帯びやすいのが特徴です。


そのためプラスの電気を帯びやすい髪の毛が近づくと、静電気が発生しやすくなります。


加えて、ウールや綿などの天然素材も、プラスの電気を帯びる傾向があります。


例えば、ポリエステルとウールの服を着ていると、静電気を集めやすい状態に。


服の素材の組み合わせも、髪の静電気トラブルにつながっている可能性があるのです。

静電気対策!

ヘアセットしても静電気が起きてしまっては台無しです。


お出かけ前に、静電気が起きないように予防して理想のヘアスタイルをキープしましょう!


 


ここではご自宅でできる予防策について解説します。


 


シャンプーやトリートメントで髪を十分に保湿する


 


静電気に負けない髪づくりには、 日頃のヘアケアで髪の乾燥を防ぐのが1番です♪


毎日のシャンプーやトリートメントで、髪を保湿するように心がけましょう。


シャンプーは、 当店でも扱いのある95SENSEシャンプーのようなマイルドな洗浄力のアミノ酸系ものがおすすめです!


洗浄力が強いと、必要な皮脂やうるおいまで落としてしまう恐れがあるためです。


トリートメントは、保湿成分を配合したものに注目を。


セラミドやヒアルロン酸を含むアイテムは、水分をたっぷり抱え込むので、しっかり保湿できるでしょう。


ダメージケアにも力を入れるなら、髪の状態を整えるケラチンやヘマチンが入っているものを選ぶのも吉です!


 


 


使うブラシを変える


 


ヘアブラシの見直しも対策に効果的です。


ブラシを変えると、ブラッシングによる摩擦による静電気の防止につながります。


静電気防止には木製や天然毛のブラシがおすすめ。


豚毛や猪毛など天然毛を使ったブラシは油分が含まれており、ブラッシングによる静電気を防ぎます。


また、有名なラブクロムも静電気を執着拡散しダメージを抑える効果が知られています。


 


髪をとかすときは、 絡まりを少しずつほぐすこと重要です。


根元から一気に整えようとすると、摩擦や引っかかりが生まれて、髪が傷んでしまいます。


毛先からブラシを通して、徐々に根元から毛先へブラッシングしましょう。


 


 


着る服の素材を選ぶ


 


髪の保湿をしていても静電気が気になる場合は、着ている服に原因があるかもしれません。


顔周りに近い衣類は、素材を意識して選ぶと静電気防止につながります。


水分を含みやすい ウール・シルク・綿などから選ぶのがおすすめです。


ただし、着たい服がいつも天然素材のものとは限りません。


その場合は、静電気防止スプレーを活用するのが効果的です♪


 


また、出先でどうしようもない!


そんなことが起こったときは、いっそまとめ髪にするのもアリです。


この時期だけトラベル用の静電気防止スプレーをバッグに入れておくと安心かもしれませんね

まとめ

髪の静電気トラブルの主な原因は乾燥です


日々のケアやスタイリングで、髪にうるおいを与えてあげましょう。


サロンでのトリートメントももちろん有効です!


この機会にヘアケア用品の見直しを行ってみるのもいいと思います♪


静電気を防いで、扱いやすくまとまりのある艶髪を手に入れてみませんか?


分からないことやお悩みなど、いつでもご相談くださいね。


ここまでご覧いただき、ありがとうございました。


Bonheur銀座店へのご来店、心よりお待ちしております♪

スタイリスト
Hana Tadakoshi