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COLUMN

ドライヤーの正しい使い方は?9割の人が知らないドライヤーの仕方

どうも皆さんこんにちは。


May by Bonheur店長の土井です。


本日は商品の説明より現役美容師が教えるドライヤーやり方のご説明です。


ぜひ最後までご覧ください。


 

自然乾燥はNG!ドライヤーの必要性とは?

髪が濡れた状態はダメージを受けやすい


髪の毛が濡れていると、キューティクルが開いた状態となり、ダメージを受けやすくなります。そのため、濡れたまま寝てしまうと枕との摩擦で髪の毛は傷んでしまいます。


頭皮も長時間濡れて湿った状態だと、雑菌が増えて気になる臭いの原因となります。とくに夏のお風呂上りは体温がポカポカして暑いので、ドライヤーをすぐに行うのは嫌ですよね。その場合も、頭皮に近い根本だけでも優先的に乾かしておくことをおすすめします。


また、頭皮に水分が残っていると冷えて血行不良の原因にもなります。頭皮の血行が悪くなると、髪の毛に栄養が行き渡らなくなったり、顔のたるみに繋がったりするので、タオルドライだけではなく、最後はドライヤーで乾かすことが必要です。


乾かさずに寝た翌朝の髪の状態は、乾燥してパサついてしまうため、スタイリングもしにくくなります。忙しい朝に、髪の状態から整える必要がありますので、髪の毛は乾かしてから寝るようにしましょう。


 


 


正しい髪の乾かし方~ドライヤーの風の種類とそれぞれの役割について~

正しく髪を乾かすために必要不可欠なドライヤーには、温風や冷風などの風のレベルがいくつか存在していますよね。


実はドライヤーの風にはそれぞれ、頭皮と髪に与えるメリット・役割が異なっていて、ドライヤーの風を髪を乾かす際に上手に使い分けていくと、しなやかでまとまりのある美髪と、ムレの気にならないサラリとした頭皮環境に仕上げられるようになります。


ここでは意外に知られていなかった、ドライヤーの風の種類と、それぞれの髪・頭皮へのアプローチ・役割を一緒にチェックしてみましょう。


 



 


 


 


 


ドライヤーの強温風の役割とは?


ドライヤーの定番の風の種類である強温風は、髪と頭皮をスピーディーに乾かしたい際に使用するモードなのではないでしょうか?


ドライヤーの強温風の風には髪と頭皮を素早く乾燥させる他にも、



  • タオルドライ後の濡れた髪と頭皮を80%程度まで乾かす

  • しっかりと強い熱が出ることで、熱を分散させながら髪と頭皮を乾かす


などの役割があり、トリートメントやアウトバストリートメントで補助したうるおいや栄養を髪の表面から内部へとしっかり浸透させる目的ともなっているんですよ。


 


 


 


 


ドライヤーの弱温風の役割とは?


ドライヤーの弱温風は、強温風に比べるとやわらかで長時間当てることの乾燥が気にならない、やさしい風当たりが特徴でもあります。


ドライヤーの弱温風の役割には、



  • 髪と頭皮を80~100%まで乾かすための仕上げに

  • 前髪やサイド、トップなどの細かなパーツを乾かす際に最適

  • 風量の弱いほのかな熱を発するため、髪が乱れにくくスタイリングの際にも便利


などの特徴や役割があり、熱のダメージがそこまで強くはないため、時間がある際の利用や、髪と頭皮の極度の乾燥が気になる際にも便利なモードとなっています。


 


 


 


ドライヤーの冷風(クールモード)の役割とは?


ドライヤーの冷風はクールモードとも呼ばれることが多く、ややぬるめで冷たい風を発し、シャンプー後に熱がこもった髪と頭皮のクールダウンに役立ちます。


またドライヤーの冷風(クールモード)には、



  • 髪のうるおいを守るキューティクルを引き締める

  • 余熱を逃がすことで髪と頭皮の過度な乾燥、オーバードライを防ぐ

  • 強温風、弱温風を使った後の仕上げに当てることで、まとまりのあるヘアスタイルをキープする


などの役割・メリットがあり、髪を乾かす際の総仕上げやリフレッシュにも役立つモードとなっています。

髪の正しい乾かし方・ドライヤーの使い方【基本編】

正しい髪の乾かし方・ドライヤーを早めに習慣付けていくと、髪がまとまりやすくなることはもちろん、ダメージを受けやすいキューティクルを守りながら、髪と頭皮の乾燥を防いで安定したコンディションに整えていくことができます。


ここでは、今日からさっそく始めておきたい、髪の正しい乾かし方とドライヤーの使い方の基本的なポイントを一緒にチェックしてみましょう。


 


 



 


ドライヤーを当てる方向は上・横・後ろ


ドライヤーを当てて髪をまんべんなく乾かすためには、乾かしのムラが出ないよう、上・横・後ろからの方向に当てていくことがポイントになります。


ドライヤーを使う際には、片手のみで乾かしてしまうとムラが出やすいため、



  • 右側の髪を乾かす場合:右手でドライヤーを持ち、左手で髪をほぐして風を当てる

  • 左側の髪を乾かす場合:左手でドライヤーを持ち、右手で髪をほぐしながら風を当てる


ように使うと、髪と頭皮全体にまんべんなく風が行きわたります。


また、トップにボリュームを出したい場合のドライヤーの使い方は、分け目を作らずに風を当てることがポイントです。


 


 


 


ドライヤーを小刻みに揺らす


ヘアサロンで髪を乾かしてもらうシチュエーションで、美容師さんがドライヤーを小刻みに揺らしているのを見たことはありませんか?


ドライヤーを小刻みに揺らして髪を乾かすことは、



  • 髪内部のタンパク質の固まりによる水分の流出を防ぐ

  • 髪の乾かしムラを防ぐため


という目的・必要性があり、小刻みなドライヤーの使い方は、髪をドライヤーの熱のダメージから守るためにも必要なやり方となっています。


 


 


 


手で髪をほぐしながらドライヤーを当てる


ドライヤーを使う際には、手で髪の乱れやからまりをやさしくほぐすようにしながら風を当てると、髪の内部にドライヤーの風の通り道ができるようになります。


さらに手指を使って髪をほぐしながらドライヤーを当てると、ドライヤーの熱の頭皮や髪へのこもりを適度に逃がし、ダメージの予防にも役立ちますよ。


 


 


 


 


前髪を乾かす時のドライヤーの使い方


前髪はサイドやトップ、毛先に比べると、範囲が狭く髪の毛の長さも短いため、ドライヤーの正しい使い方に迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?


前髪をドライヤーで正しく乾かすためには、



  • ドライヤーの熱を「弱温風」モードにシフトする

  • 前髪の右、左、正面の流れで5秒程度ドライヤーを当てる


というポイントを押さえておくと、前髪の乱れやパサつきなどが抑えられ、ふんわり適度なボリュームが活きた前髪に仕上げることができます。

髪と頭皮にやさしい乾かし方・ドライヤーの使い方【4つのポイント】

正しい髪の乾かし方・ドライヤーの使い方を押さえておくと、これまで時間がかかっていたヘアスタイリングが時短になったり、髪と頭皮にかかるドライヤー熱のダメージを抑えながら、健やかなコンディション維持につながっていきます。


早めに髪と頭皮にやさしい乾かし方・ドライヤーの使い方をマスターすべく、ここでは押さえておきたい4つのポイントをわかりやすくお伝えしてみたいと思います。


 


 



【ポイント1】丁寧なタオルドライ


シャンプーとトリートメント後に行うタオルドライは、髪と頭皮の余分な水分をふき取り、ドライヤー時間を短縮するために必要なメソッドになります。


シャンプーやトリートメント後は、特に髪の根元に余分な水分が溜まりやすくなっているため、頭皮マッサージをするイメージで水分を吸い取るようにしましょう。


タオルドライは、髪と頭皮にゴシゴシとこすりつけてしまうと、乾燥や切れ毛、枝毛や絡まり、ごわつきなどの原因になってしまうことがあるため、やさしくタオルで包み込むように適度に叩きながら水分を取り去るようにしましょう。


丁寧なタオルドライを習慣付けていくと、ドライヤー時間が短縮できることはもちろん、ドライヤー熱による髪と頭皮へのダメージの予防につながりますよ。


【ポイント2】強温風モードで根元から乾かしていく


正しい髪の乾かし方とドライヤーを使うはじめのステップは、強温風モードに設定し、根元から乾かしていくことが基本になります。


髪の毛は、それが密集して重なり合って生えている根元に水分が溜まり、乾きにくい性質があるため、根元に強温風モードのドライヤーを当てて乾かしましょう。


その後はサイドから毛先に向かってドライヤーを20㎝程度離して当てて乾かし、髪の8割ほどを乾燥させることがポイントです。


髪の乾かし過ぎ・オーバードライは、パサつきや切れ毛、ツヤのなさの原因になるため、一度しっかりと乾いた髪はできるだけドライヤーの強温風を当てないことがポイントです。


【ポイント3】弱温風モードでスタイリングの土台を作る


ドライヤーの弱温風モードは、



  • トップやサイドにボリュームを出す

  • 髪の毛の不自然な広がりを抑える


など、髪のスタイリングの土台を整える際に必要なモードとなります。


弱温風モードのドライヤーは、8割程度強温風で乾かした後に設定し、スタイリングクセ付けをしたい髪の部分にピンポイントで当てていくようにしましょう。


また弱温風モードのドライヤーを使う際には、あらかじめどんなスタイリングに仕上げたいのかをイメージしておくとスムーズになります。


【ポイント4】冷風モードで総仕上げ


髪と頭皮にやさしい髪の乾かし方・ドライヤーの使い方の最終ステップは、冷風モードを使うこと。


ドライヤーの冷風モードは、弱温風モードで乾燥・クセ付けをした髪を固定し、理想のヘアスタイルをキープする役割があります。


また冷風モードのドライヤーで髪を乾かすことは、髪の毛が渇いているのか?それともまだ湿っているのかの判断が付きやすいため、オーバードライの未然予防にも役立ちます。


ドライヤーの冷風モードを髪全体にまんべんなく当てることでキューティクルが閉じ、ツヤツヤでサロン帰りのような質感に整えることができますよ。

正しい髪の乾かし方・ドライヤーの使い方にプラスしておきたいヘアケア

正しい髪の乾かし方・ドライヤーの使い方に、ちょっとの工夫とアイディアをプラスすると、美しい髪と健やかな頭皮環境への底上げにつながります。


ここでは髪を乾かす・ドライヤーの使う際にプラスしておきたい、こだわりのヘアケア方法をまとめてご紹介します。


 



アウトバストリートメントを使う


髪を乾かす前・ドライヤーを使う前の濡れた髪に、アウトバストリートメントを馴染ませておくと、ドライヤーの熱によって美髪に必要なうるおいや栄養をしっかりと補うことができます。


アウトバストリートメントは、髪にナチュラルなツヤを与えてまとまりのある髪質に仕上げたり、パサつきを抑えるメリットがあるため、髪を乾かす・ドライヤーを使う際に欠かさずに使用するようにしましょう。


アウトバストリートメントは、8割程度髪が渇いた状態に塗布すると馴染みやすく、ツヤと適度なウェット感を引き出し、しっとりサラサラの質感に整いますよ。


 


 


 


目立つ分け目をカバーする乾かし方


ドライヤーを使って髪を乾かした後、髪の分け目がはっきりと目立ち、薄毛のような状態に見えて気になった経験はありませんか?


このトラブルをなくすために、分け目を作らずドライヤーを当て、左右にまず乾かす事が大切です。


分け目を作らずに乾かす事で、薄毛に見えてしまうトラブルを防ぎながら、自然なボリュームアップにつなげていくことができます。

まとめ

毎日何気なく使っていたドライヤーも、実はいろいろな役割・メリットがあり、それを活かした使い方で新鮮味のあるスタイリング・ヘアケアが楽しめそうですね。


 



空気の乾燥で髪と頭皮のうるおいが不足・減少しやすいこの季節、ドライヤーの正しい使い方・正しい髪の乾かし方を早めにマスターして、理想の髪質・スタイリングを維持していきましょう。

スタイリスト
Kenji Doi

大阪府出身 高津理容美容専門学校卒
理容師免許も所持!骨格調整カットのスペシャリスト

現状で一番きれいにツヤ髪にします!カウンセリング重視で、しっかりお客様にコミットしていきます!
自宅に帰ってからも、持ちのいいカットにこだわって、一つ一つの技術を丁寧にさせていただきますので、どんな小さなこだわりでも、遠慮なくご相談ください。僕にお任せください!