サロンカラーとホームカラーの違い!セルフカラーでも傷まない?
みなさんは普段どのようにヘアカラーをしていますか?
「美容院で染めても、市販のカラー剤で染めてもたいして変わらないでしょ?」という考えの方も多いかと思います。
白髪染めは家でカラーをする方が多いと思いますが、おしゃれ染めも特に、ここ1,2年は自宅でセルフカラーをする方が急増しています。
そこで今回は『 サロンカラーとセルフカラーの違い 』を具体的に解説していきたいと思います!
サロンカラーとセルフカラーの違い
サロンカラーとセルフカラーの違いとして、自分で染めるのとプロの美容師が染めるという違いは大前提ですが、その他にはどのような違いがあるのか見ていきましょう。
1.アルカリ剤(1剤)
カラー剤に含まれているアルカリ剤には揮発性と不揮発性の2種類に分かれます。
髪の表面は弱酸性の状態で、アルカリ成分を使用することでキューティクルを膨潤させ、膨潤したキューティクルの隙間から染料が入り、髪に色が付きます。
その時のアルカリ成分が役割を終えた後も揮発せずに髪に残り続けることで、ダメージの原因になるのです。
サロンカラー剤に含まれるアルカリ成分は、アンモニアを使用しています。
アンモニア水が入っていることにより、揮発性が高く髪の内部に残りにくくなります。
市販のカラー剤には、モノエタノールアミンという成分が含まれています。
サロンカラー剤とは違い、薬剤の香りは良いものが多く、刺激臭が少ないのはこの成分のおかげです。
しかし、モノエタノールアミンは不揮発性なので髪の内部に残ってしまいます。
髪の内部にアルカリが残ってしまうと、外からの刺激に対して弱くなり、キューティクルも開いたままになってしまいます。
キューティクルが開いたままだと、もともと内部に存在している栄養分や水分が外に逃げてしまい、髪はハリ・コシを失い、切れ毛や枝毛になりやすくなってしまうのです。
自宅でセルフカラーの後に、髪がパサパサになってしまうのは、アルカリ残留が原因かもしれません。
サロンカラーでは、このようなアルカリ残留を最小限に抑えられるので、ダメージが少なく綺麗に仕上がるのです。
2.過酸化水素(2剤)
カラー剤に含まれる過酸化水素は、脱色・発色の両方に欠かせない成分です。
この過酸化水素の濃度の調整がとても重要です。
サロンカラーの場合は1.5%~6%まで調整が可能です。
高い数値ほど良く脱色し発色しますが、その分ダメージも強くなります。
サロンでは、暗い根元には6%、明るい毛先には2%の薬剤を使用するなど、お客様の髪に合わせて選んでいます。
なので、髪のダメージを少なく抑え、傷みにくいカラーが出来るという事です。
一方、市販のカラー剤の場合は誰が染めても結果が出るように最大の6%の濃度になっています。
そのため、塗り分けが出来ないので明るい毛先も強く脱色されてしまい、ダメージに繋がります。
ダメージレベルでいうなら、セルフカラーはサロンカラーの5~10倍傷むといわれています。
3.色素量
市販のカラー剤には誰が塗ってもムラにならないように、色素の量がサロンカラー剤より多く入っています。
色素の量が多く、濃く色が入りやすいので思った以上に色が濃く入っちゃったなんて経験もあるかと思います。
また、色素が濃く、色が抜けにくいということは、ダメージも強いという事になります。
4.選べる色の種類
サロンカラーは一人一人の髪に合わせて色を決めるため、約40~300色の数を取り揃えています。
例えば、根元のリタッチ部分は明るい色で、毛先には傷みにくいカラー剤を使用して均一な明るさに染めることが可能です。
市販のカラー剤は約10~25色ほどでサロンカラーより圧倒的に選べる色が少ないです。
上記のように、使用している薬剤が違うので髪へのダメージも違います。
また、サロンカラーは美容師が髪の状態を見て丁寧に施術してくれるので、セルフカラーより傷みにくいです。
では、次はメリット・デメリットで比べてみましょう!
セルフカラーのメリット・デメリット
したい時にすぐ出来て、リーズナブルに染められるセルフカラーはメリットですが、もちろんデメリットもあります。
メリット
1.価格が安く染められる
2.時間に縛られない
3.早く染められる
一番に思い浮かぶのは、いつでも染められて価格も安いという事ではないでしょうか。
美容室に行きたいけど、このご時世だし行けなかったり、忙しくて行けないという方でも手軽に染められるのは助かりますね。
デメリット
1.ムラになりやすい
2.染まらなくていい部分まで染まってしまう
3.色が落ちやすい
4.パッケージのような仕上がりにはならない
5.ダメージが大きい
6.次の美容室での施術が思い通りにならない事もある
セルフカラーは染める技術がない人がやると、暗い根元と傷んだ明るい毛先の塗り分けが出来ず、ダメージの原因になってしまいます。また、自分で自分の髪を染める場合は特に、後ろや内側がうまく塗れなくてムラになってしまい、綺麗に染めることが難しいです。
上の章でも触れましたが、シャンプーで薬剤を流しきれないと頭皮トラブルやダメージに繋がってしまいます。
セルフカラーを続けていると痛みにもムラが出来てしまい、美容室で縮毛矯正やパーマをしたい時に綺麗に仕上がらなかったり、断られてしまう事もあります。
サロンカラーのメリット・デメリット
セルフカラーのメリット・デメリットはわかったところで、サロンカラーのメリット・デメリットはどんな事があるのでしょうか。
メリット
1.仕上がりがきれい
2.ダメージを最小限に抑えられる
3.なりたい色になれる
4.ムラにならない
5.頭皮や髪の保護、アフターケアもしっかり行われる
サロンではプロの美容師が一人一人に合わせた薬剤選定をしてくれるので、仕上がきれいになるのはもちろん、ダメージも最小限に抑えられます。
上の章でも触れましたが、カラーの種類も多いので、なりたい髪色になれるのが一番のメリットかと思います。
また、頭皮が弱い方には保護クリームで頭皮を保護してくれたり、傷んだ髪には前処理剤や傷みにくくなる薬剤をプラスで入れられたりと、ダメージの心配が少ないです。
デメリット
1.価格が高い
2.拘束時間が長い
3.カウンセリングなどで会話をしなければならない
セルフカラーと比べた時のデメリットで一番大きいのは、やはり価格の違いではないでしょうか。
行くサロンによっても価格は違いますし、自分に合うサロンを探すのも大変ですよね。
美容室に行く時間を作らなくてはいけないので、忙しい方はなかなか難しい所です。
髪や頭皮、今後の事を考えると圧倒的にサロンカラーがおすすめですが、美容室に行けない方は自宅でセルフカラーをする以外にも、選択肢はあります。
カラーシャンプーで乗り切ろう!
カラーシャンプーって聞いたことありますか?
最近はピンクや青、紫など派手なカラーをする方も増えてきているので、聞いたことや使ったことがある方も多いと思います。
基本的にカラーシャンプーは、染めたての状態をなるべく長く維持させるためや、退色をきれいにするためのものです。
普通のシャンプーと違い、カラーシャンプーには染料が配合されています。
退色を綺麗に保ってくれるのはもちろんですが、色が落ちてしまったハイトーンの髪の場合は、洗い流す前に時間をおくと髪に染料の色素が入り、髪色を変えることが出来るのです。
使うカラーシャンプーの色やメーカーにより、効果や色の入り具合も違います。
カラーシャンプーの選び方や特徴はまた別の機会に解説していこうと思います。
「ハイトーンじゃない」「派手な色にはできない」方や、どうしても美容室に行けなくホームカラーをせざるを得ない方向けに、ここからはホームカラーをする際の注意点などを解説していきます!
一時的な白髪隠し用品
染める以外にも白髪を隠す方法はあります。
お出かけ前や気になった時にサッと使える白髪隠しマスカラやファンデーションです。
白髪を染めるわけではなく、表面に塗っているだけなのでキープ出来るのは1日限定ですが、髪へのダメージは防げます。
手軽さやコンパクトさは申し分ないので、バックやポーチに入れてお出かけ先でも直せるのが嬉しいポイントですね!
まとめ
今回はセルフカラーとサロンカラーの違いについて解説していきましたがいかがでしたでしょうか?
このご時世なかなか美容院に行けない方もいらっしゃるかと思います。
髪の為にもカラーはサロンでやるのがやっぱり良いですが、どうしても行けない方はこの記事を参考にしてみてください!
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