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COLUMN

今更聞けない、水素トリートメントと普通のトリートメントの違い!!

カラーリングやパーマなどを繰り返すことで、髪の毛はダメージを蓄積しています。


そんな髪の毛の修復に欠かせないのがトリートメントですが、みなさんは普段、どんな基準でトリートメントを選んでいますか?


髪の毛は、一度ダメージを受けると修復しないといわれています。


トリートメントをすることで、改善されているように思えますが、一時的なものが多く、根本的な改善になっていないことがほとんどです。


傷んだ髪を補修するには、地道なケアと失った成分を補給することが必要です。


そんな髪の毛のダメージに効果的と話題になっているのが、水素トリートメントです。

水素トリートメントについて

健康や美容の面で効果が期待できると話題の水素。


水(H2O)を化合物と考えると、水素は水を作り出すさらに小さな「水の素」です。

水素は最も小さい元素で、空気中にも存在します。

それをトリートメントの中に配合しています。


水素には、髪のダメージの要因である、悪性活性酸素を除去する働きがあるといわれています。


頭皮の悪性活性酸素を除去することで、毛髪の強度が高くなり、健康な頭皮を保つのに効果的といわれています。


ですので、パーマや、カラーリング前のトリートメントとして、水素トリートメントを使う方が増えてきました。


特に、水素は最小単位の分子量なので、髪の毛や頭皮への浸透力が強いです。


栄養分をしっかり届けるので、毛髪の深い部分まで補修することができます。

普通トリートメントの違い

普通のトリートメントは、シリコンでコーティングしてあります。


一方で水素トリートメントは、毛髪内部に栄養をしっかり補給するので、潤いのある髪の毛を取り戻す効果があります。


トリートメントによく含まれているシリコンは髪の表面をコーティングする作用がありますが、水素はコーティングするのではなく、髪そのものの質を変える働きがあります。


また、毛髪内部に補給された成分が、表面をコーティングしてくれるので、栄養分の流出を防いでくれます。

水素トリートメントの効果

下記の症状が起こっている時は、悪性活性酵素が頭皮や髪で優位な状況になっています。


くせ毛


ダメージ毛


薄毛


抜け毛


細毛


枝毛


白髪


例えば、肌も悪性活性酵素が滞留すると、ニキビ、ひび割れ、赤みなどの炎症が起こるときがあります。


それと同様に、くせ毛や抜け毛などは髪で炎症が起こっている状態と考えましょう。


そこに水素を投入することで悪性活性酵素が分解され、除去できるようになります。


除去できる状態になれば、水になり外へ排出できます。

そうすると、髪の変化をもたらす要素が無くあるので、ツヤがありながらもサラッとした髪質を実現できるわけです。

水素トリートメントの種類

水素トリートメントの種類は、大きく分けると美容室で施術してもらうタイプと、自宅で水素ケアできる市販タイプがあります。


さらに、それぞれ複数種類に分けることができます。


美容室での水素トリートメント


美容室での水素トリートメントには、主に2種類あります。


1つはクリーム状の薬剤を複数種類使い、段階を追って仕上げるタイプ。


もう1つは、通常のトリートメント自体に水素が発生する製品を添加して、塗布するタイプです。


主に使われているのはクリーム状の薬剤です。


髪を柔らかくして補修する成分や、水素を発生させるオイル、髪の成分であるケラチンを補充するなど、いくつもの薬剤を使ってツルッとした美しい髪に仕上げます。


どちらも、あらかじめシャンプーして汚れが除去された状態の髪に塗布して洗い流します。


自宅での水素トリートメント


自宅で使える水素トリートメントには、主に3種類あります。


1つは「洗い流さないトリートメント」タイプ。


2つ目は、前述の美容室用に卸しているのと同じ、混ぜるだけで水素が発生するタイプです。


3つ目は、元サロン用の水素トリートメントをホームケア用に改良したタイプです。


洗い流さないトリートメントは、シャンプー後のアウトバストリートメントとして使います。


水素発生タイプは、手持ちのトリートメントに製品を少量混ぜ込むだけで、簡単に水素トリートメントが作れます。


元サロン用の水素トリートメントは、少し本格的です。


美容室のように複数種類を使い、髪を美しく仕上げます。


その方法は美容室とほぼ同じで、水素オイルクレンジング剤で頭皮の油溶性汚れを落としたら、炭酸シャンプーで水性汚れを落とします。


両方の薬剤が混ざることで水素が発生する仕組みです。


その後にトリートメントしてブローします。


最後に、髪の水分量を上げるために180℃のストレートアイロンで熱を与えて仕上げます。

水素トリートメントのデメリット

美容室で施術する水素トリートメントのデメリットとして、出始め当初は価格の高さがありましたが、現在では価格的に安定してきています。


水素トリートメントのみの価格は、2,000円から3,000円程度ですので、決して高いとは言えないでしょう。


多くのサロンでは、カット+ヘアカラーとセットで水素トリートメントを施術しますので、8,000円から15,000円程度が相場です。


自宅で水素ケアできる水素トリートメントのデメリットは、ほとんど市販品がないこと。

何点かインターネットで購入できますが、ドラッグストアなど身近な店舗には置いていません。


また、商品によってかなり値段の開きがあります。


元サロン用のホームケア商品の価格は、10,000円前後が多いようです。

まとめ

水素トリートメントのデメリットといえば、上述したようにコストが高い点です。


毎日使うとなると難しい面も出てくるので、普通のトリートメントと併用しながらケアしていくのが良いでしょう。


髪の毛がダメージを受けやすいものとして、パーマやヘアカラーの繰り返しがあります。


普段は市販のトリートメントでケアをする。

パーマやヘアカラーの前だけ水素トリートメントを行う方法が、コストの面から見ても効率的なのではないでしょうか。


水素はそもそもとても軽く、拡散されやすい気体です。


ということは、乾燥状態が続くと気体が髪から剥がれやすくなり、その結果髪にほとんど水素が残らなくなってしまうことが考えられます。


すると髪は次第にパサつき、まとまりのない髪へと変化してしまう可能性があります。

髪質は短期間で簡単に変わるものではありませんから、水素トリートメントを使ってじっくりと対策する必要があります。


水素トリートメントを使った後は、過度にドライヤーで髪を乾かすのは控えましょう。

またできるだけ、湿度が保たれた場所に身を置くことも大切です。

スタイリスト
Kenya Takiguchi

京都理容美容専門学校卒
お客様のために一生懸命取り組みます!デザインカラーが大好きで日々勉強中。
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